うろたえてばかり

 朝、芽生の仲良しのリンちゃんママに、最近のことを話す。とても元気で頼れる感じの素敵なママなので、タイミングがあれば、と思いながらいた。忙しいところ涙を浮かべながら親身に聞いてくれた。
「何かあったら、いつでもメイメイ預かるからね!リンとはすっごい仲良しだし、ほっといても2人は遊んでるから」とニコニコしながら激励してくれた。
「本当に辛いと思うけど、笑う門には福来たるですよ!」と、いいこと言ってくれる。
 本当にありがたい。ママ友っていいもんだ。

 仕事を終え、夕方病院へ。修ちゃんのいる大部屋に行くと、その場所のベッドが空になっている。すごく焦り、ナースセンターに走る。
 
 昨日につづき、今朝も痙攣を起こしてしまったらしく、もう少し見えやすく監視しやすい場所に移したとのこと。そんなに悪いのか、、、不安な気持ちが押し寄せる。

 移動した場所に行ってみると、修ちゃんが鼻に酸素チューブを入れながら、弱々しく横になっていた。寝ていたせいか、ぼんやりしている。その姿に、思わず涙がこみ上げ泣いてしまった。修ちゃんの前では泣かないようにしてたのに。

 先生によると、今は一時的に痙攣が起きているけど、じきに落ち着くので心配ないと、昨日と同じようなことを言っている。

「奥さんの顔みたら、きっと旦那さんも落ち着きますよ」と。
「いえ、私のほうが取り乱しているんで、、、、」と言い返してしまった。

 気持ちを落ち着けて再び修ちゃんのところに行くと、しっかりとした表情になっていた。少し安心する。一緒にフルーツジュースを飲みながら、芽生の話をする。これが一番元気が出るから。

「このジュースは濃くて、しみ渡るなぁ」と修ちゃん節。

 弱々しく見えるけど、やっぱり修ちゃんは修ちゃんだ。私もしっかりしなくては。