いくつかの可能性

 今朝、芽生は目が覚めいるのに、布団の上でゴロゴロしててなかなか起きようとしない。こんな小さい子でも月曜はダルイものかと、しばらくそのまま一緒にゴロゴロしているが、そのうち飽きたようでムクッと起きあがり、いつもの絵本を持ってくる。そんなもんだ。

 ためていた広告仕事をパッパと片付けたり、マチと美味しいランチを食べたり、穏やかに過ごす。ストレス過多な仕事なのに、最近はむしろストレス発散しているよう。
 そして、夕方病院へ。

 今日は、鍼灸院エコパオさんの先生とともこさんが、修ちゃんの様子を診にきてくれる。一番の目的は、病気に効果があると思われる健康食品フコイダンと修ちゃんの身体との相性を診てもらうこと。
 駅で待ち合わせ。最近張りつめていたせいか、二人の顔を見たらなんだか安心してしまい、涙が出てしまった。そんな気持ちにさせてくれる広くておおらかなお二人。

 最近の病状、症状をいろいろと話しながら病室へ。ベッドをのぞくと修ちゃんが嬉しそうな顔で、
「あっ、エコパオさん!」と大きな声で言う。昨日より元気そうで安心。
「来てくれてありがとうございます。いやー、嬉しいなぁ」と。修ちゃんもこのお二人が大好きだ。

 お二人も修ちゃんが思いのほか元気そうだと、安心し顔がほころんでいる。そして、闘病の苦痛や術後の後遺症を暖かく励ましてくれる。
「焦らないで、夏休みだと思って」と。修ちゃんも笑顔で答えている。笑顔になれてるのが何より。

 先生が脈をとったり傷のあたりを診たり、修ちゃんの気の流れを確かめている。
「大丈夫、そんなに弱ってないよ」と。
そして、フコイダンとの相性もいいようだと判定してくれた。

 先生が「この病気のこと、きっと笑い話になるよね。」と励ましてくれ、私もともこさんもそうだそうだ!と盛り上がった。本当にそうなってほしい。

 お二人が帰ったあと、一緒に豆乳を飲みながらゆっくりする。今日は痙攣が起きない。あー、良かった。

 とはいえ、やはり直近の細かいことを忘れがちだ。
 時々、話しがおかしな方向に行くのが気になる。そのことに修ちゃんも自信がなく、すこし弱気になっているよう。
「そのうち良くなるよ!」と励ますが、私も不安に思ってないわけでは決してない。

 そして、とにかくは、フコイダンを飲むのを忘れないでほしい。