お盆帰省

 修ちゃんの入院以来、ほとんど毎日病院通い生活を送っていたので、少し休暇をもらおうと、今日から14日までお盆帰省。

 その間は千恵ちゃんとヒロミに、修ちゃんのことはお願いしていく。二人にお願いしておけば安心だ。
 「任せといて!まりちゃんはゆっくりしといで」と快く送り出してくれる。ありがたい。

 お盆真っ只中の道路は、案の定大渋滞で、富山まで12時間もかかってしまった。父と母とゆうちゃん(妹)と芽生、五人でロングドライブ。関越高速は修ちゃんとも何度も往復しているルートなので思い出深く、ふと気が緩むと「はぁ」とため息が出てしまうが、治ればまたいつでもドライブできると思い直す。


 大渋滞のなか、車のなかで芽生はいろんな楽しみ方をしている。CDを聴きながら好きな曲を「もっかい!」と言ってリクエストする。すでに好みがあって、意思をはっきり表す。音楽にはうるさいあたり、やはり修ちゃんと私の子どもだ。

 こんなに長く一緒にいられるのが本当に久しぶりで、言葉の多さやクリエイティブな想像力に関心させられる。たいしたおもちゃもないのに、ペットボトルやスポンジやお菓子の袋など、はっきりいってゴミみたいなものでじゅうぶん遊べるのだ。

 大渋滞で長いドライブになってしまったけど、狭い車内、芽生とずっとひっついて遊び、ずっと笑顔で過ごすことができ、心身ともにとても癒された。もっともっと長くてもいいくらいに思った。


 ヒロミから、修ちゃん報告がある。リズムよく元気にしているようで何より。仲のいい兄妹で楽しくすごしたよう。安心。


 夜8時くらいに到着し、いとこの家にお呼ばれする。明るい大家族に迎えられて楽しい団欒を過ごす。美味しいお酒や御馳走を前に、子どもから大人まで、くったくなく明るく笑いが絶えない。
 芽生も終始ご機嫌でアイドルぶりを発揮している。いとこのお兄ちゃんにすっかりなつき、こま回しに興奮したり。

 
 震災以来ずっと思っているのだけど、やはり家族はなるべく近くに、なるべくたくさんで暮らしたい。将来は大家族で暮らすのだ。