祭りとそのあと


 午後から保育園のわくわく祭りに行く。私はわくわく祭りの実行委員で受付係。卒園生や近所の人も集まる結構大規模なお祭りだ。大きい子のクラスはお揃いのはっぴを着て御神輿をかついだり、手作りの山車をひいたりしてすばらしい協調性。祭りを盛り上げている。芽生もこんなふうになるのかなぁ。楽しみ。

 芽生はフルーツ柄の派手な甚平を着て汗だくではしゃいでる。甚平もはだけるくらい。ゲームでとったヨーヨーを力加減もせずにパンパン叩いてて、いまにも割れるんじゃないかとハラハラする。
 最後の見せ場は、来年卒園する子の父母によるソーラン節。激しい舞に圧巻。恒例行事のようで私達もいずれこれをやることになるのか、、、とママ友と汗が流れるが、この役目こそ修ちゃんに是非是非やってもらいたい。


 祭りの片付けを終え、夕方修ちゃんを迎えに病院へ。明日の夜まで外泊許可が下り、術後初めての外泊だ。大量の薬をもらい、注意事項を聞き、いつものハンチングをかぶって病院を出る。修ちゃんは生暖かい空気が気持ちいいと言っている。

 飲んでいる薬が多い上に、朝一番に飲むテモダールはとても重要な薬なので、少し緊張するが、そんなことも慣れていかなくてはならない。

 二重に見える視点が徐々に真ん中に寄ってきているせいで、余計に合わなさが気になるらしく、車から見える夜の街明かりが少し煩わしそう。でも、久しぶりのドライブで、いろんな話しをして盛り上がる。


 家に着くと9時近くで、芽生はとっくに大の字になって寝ていた。
 修ちゃんは「かわいいなぁ〜〜」とデレデレしながら布団のそばに寝っ転がる。リラックスしゆるみきった表情。
 私も日中の祭りと修ちゃんの術後初めての車移動で緊張してたため、疲れがどっとでる。久しぶりに親子で川の字になり、あっというまに眠りにつく。