がんばり

 
 11月13日(火)

 最近芽生は、保育園へ行く自転車に乗りながら、
「リンリンいるかなぁ、、、エミカいるかなぁ、、、タイチくんいるかなぁ」と仲良しの友達のことを気にするようなことをよく言っている。
 保育園に着き、リンリンやエミカちゃんを見つけると「キャー、キャー」言いながら走り出し、
リンリンたちも「メイメイ〜だ!」と大興奮で迎えてくれる。そして、感動の再会みたいに抱き合う。
これがほぼ毎日なんだから、すごい感動屋さんだ。
 芽生はすでにいい友だちに恵まれているのだなぁと、微笑ましく思う。


 そして夫もまた、友人に恵まれている。
 休みの日になると誰かが様子を見に訪ねてきてくれる。先日は、バンド仲間だったミューが結婚式の写真を引っさげ、明るく朗らかにやってきた(とても幸せそう)。相変わらず音楽の話題は欠かさず、また、病気のことや体調のことも親身になって聞いてくれる。バカバカしい話もいっぱいして笑い合う。ありがたい仲間。

 芽生は、最初はなんとなくシャイに振る舞うのだけど、だんだん本性を発揮し、最終的には「ギャハハハ〜、ニャハハハ〜」と大騒ぎになる。そのプロセスが面白い。
 ミューとは、木琴やタンバリンやラッパのオモチャで即興合奏を楽しんでいた。すでにバンドメンバー。


 今日は、会社から帰ると、ラボが来てくれていて、これまた盛り上がっている。なんだか楽しそうな病人だなぁ。。。
 芽生はラボに会う前には「ラボさん、こんにちは」とさんざん練習していたのに、本人を目の前にすると、急にシャイになってもじもじしている。
そんなふうに、大人を見てはにかむようになったのも、ちゃんと人と見て、向き合う体勢ができつつあるのだなぁ、と成長を感じる。


 そして私もまた、友人に恵まれている。
 近くにいる友達や同僚のおかげで毎日楽しく仕事もできてるし、ときに息抜きをさせてもらったりもする。また、遠くにいる友人や担当の先生達も私の心情を気にかけてくれ、折にふれてメールをくれたり電話をくれたり激励してくれる。
私の涙を受けとめてくれ、一緒に泣いてくれることもある。
いろんな形で本当に支えられている。本当にありがたい。


 私も夫も、家族や友人や大事な人たちのおかげで、転んでも起き上がり、また一歩頑張って進むことができる。


 頑張りすぎないでね、と言われることがあるけれど、毎日ある程度頑張らないと、この状況では生きていけないのが本当のところ。
なので、みんなに支えてもらいながら、適度に頑張る日々はつづく。