荒療治

 
3月3日(日)

 今朝は芽生の熱が39.8度。朝からこれだと先が思いやられる。

 「イヤイヤ」絶頂期でもあり、朝から何かと「イヤイヤ」と言う。
 とにかく頭寒足熱だといろいろ試すが、冷えピタも「イヤッ」、脇にはさむ保冷剤も「イヤッ」。お茶も水も「イヤッ」。
 ジュースはとりあえず「イヤッ」と言ってみるが、口にストローを持っていくと、パクっと吸い付き一気飲みする。
「もうなくなっちゃったぁ〜」なんて言って。笑える。

 高熱でもいつもと変わらず元気に遊ぶので、まぁいいかと、遊びに付き合ったりするが、抱っこすると、明らかに体から熱い水蒸気みたいなものを放出している。湯たんぽみたいで気持ちいいが。。。

 今日はひな祭りなので、夜はみんなでひな祭りパーティをしようと準備する。
 夕方になって検温してみると、なんと40.2度。家族中慌てふためき、芽生もさすがにぐったりしてきている。
 
 母に付き添ってもらい、急いで救急外来につれていくことにする。ひな祭りの準備は夫に任せて。

 日曜夕方の救急外来は激混みで、待ち時間2時間近く、診察は5分。薬もくれず、インフルエンザと溶連菌は陰性ですとだけ言われる。
 正味3時間近く、めずらしく芽生はずっと機嫌が悪く、「イヤイヤ」を連発、痛い検査をしたこともあり「エーン、エーン」と汗びっしょりで泣き通し。「ママ、イヤー」とまで言われ少しへこむ。


 
 家に着くと、芽生は見違えるくらいすっきりとした顔つきになっていて、体温を測ると、なんと36.6度!
 あの何の実りもなく疲労しに行っただけと思われた救急外来は、芽生の機嫌の悪さの大放出で体温を下げたようだ。
 すごい荒療治。

 すっかり遅くなってしまったけど、ゆうちゃんを呼んで、みんなでひな祭り料理を囲む。トッチャが必死で作ったちらし寿司の錦糸卵が、大胆な出来映え。

 すっかり平熱に戻った芽生は、大好きなゆかりちゃんも一緒にみんなでご飯を食べるのが嬉しく、元気全快でご機嫌さん。