感謝につきる

 
5月5日(日)

連休後半。

4日、古くからの友人、タロウさん、ラボ、ミュウとミカちゃんが遊びにくる。気の置けない仲間と過ごす夫は、いつもに増して饒舌に、安心しきってギャグを飛ばす。遠慮なく大いに笑い合う時間。
そして、この音楽仲間がする会話といえば、ほぼマニアックな音楽の話だ。批評や考察、賞賛、好き勝手に。

病気になる前もあともぜんぜん変わらない、いつもの宴スタイル。


ミュウとミカちゃんが持ってきてくれる三本の花は「トとマとメ」の意味

5日、新婚の佐代さんが旦那様を連れてやってくる。けっこういい年のカップルだけど、ふたりとも春風のように爽やか。歳なんて全然関係無い。

私は久々に会う佐代さんと話しが積もり、夫は心地良い雰囲気なのか、寝たり起きたりで参戦。佐代さんの旦那様も私達のトークを見守るように、相づちを打ち、時にするどく意見を挟む。
なんだかんだと夜更けまでトークは弾む。
 
夫も私も、新婚・幸せオーラのお二人に元気をもらい、明日の入院に一層勢いをつける。

メイはこの連休で、ママのお手伝いがブームとなり、お客さんにお箸やグラス、お皿や冷たいビールを、一個一個抱えて、台所と応接間を行ったり来たりする。
「ママァ、次はなに〜?」と可愛いウェイトレスは働き者だ。


トッチャが外出できないので、芽生を遠くに遊びに連れて行ってあげられないのは可哀想だったけど、連日の来客で、芽生ちゃんなりのおもてなし術を体得した。
これはこれで好ましきことかな。


***


この数日間、再手術の知らせを聞いて、夫を励まそうと、そして、私を元気づけようと、素晴らしい友人たちが訪ねてきてくれたり、メッセージをくれたり。
カタチはいろいろだけど、ひとつひとつに心から嬉しく、心から感謝する。

その度に「いやぁ〜、ありがてえなぁ〜」と、トッチャは大きな声で連発する。
私達は幸せモノだ。