八百万の


6月12日(水)

雨降り模様のどんより空の下、本日は外来診察。

いつものように病院までドライブ。グッドミュージックと共に。
夫のリュックには、家族や友人からいただいた全国の神様が結集。八百万の神々。


出雲大社伊勢神宮熊野神社大宮八幡宮、武蔵野八幡宮、茨木神社、榛名神社、行田八幡宮善光寺気多大社、倶利迦羅不動尊、上行寺(癌封じ)

お決まりの黄色いTシャツ(マンゴー作の高尾山ロープウェー)を着て、八百万の神々を背負い、夫なりのフル装備。
ガン患者の完全武装だ。



夫が先月末に退院して以来、私たちは、次の外来検査日、この日を目標に、毎日大事に大事に過ごしてきた。

加速する腫瘍の広がりに心底恐れ、怯えに怯えた先で、
開き直り、前向きに、いい意味でやけくそな感じに。


先々の不安はもちろん頭の中にいつも蔓延っているけれど、それを蹴散らし、勝るほどの楽しく愉快な気持ちを持とうと、夫も私も明るく明るく努めた。
メイの天真爛漫をお手本に。



もしかしたら、そんな私たちのストレスおっぱらい作戦が実を結んだのか、、、
八百万の神々が救ってくれたのか、、、
家族の願いや、たくさんの友人達の祈りが通じたのか、、、

なんと、本日の外来検査で、腫瘍の増殖が見られなかった!
手術後の腫瘍やガンマナイフを当てた再発腫瘍の数カ所も、消えたわけではないけど、大きくなっていなかった! 
つまり、現状維持。

夫と私と千恵ちゃんは、その事実に心の底から安堵し、3人で円陣を組んで手をそろえ「ヨッシャー!!」と歓喜した。

捨てる神あれば拾う神あり。

また来月の外来検査を目標に、ひきつづき楽しく愉快に行く。